インプラント
- 術後に痛み、腫れ、感染、内出血に伴う顔面皮膚の変色などが生じる可能性や神経損傷により知覚麻痺が起こる可能性があります
- 薬剤の使用によるアレルギー反応が起こり得る可能性があります
- 治癒期間中に仮歯で強く噛むとインプラントを損傷してしまう可能性があります
- 長期的に使用していくとインプラント体や上部構造に緩みや破損が生じる可能性があります
- お手入れ次第でインプラント周囲粘膜炎・周囲炎が生じる可能性があります
- インプラントの耐久性は天然歯と同じ様に口腔衛生状態により変化します
1本からの対応が可能!他の歯へのダメージもありません!
インプラントは、失われた歯の機能を取り戻す補綴治療の中で、比較的新進かつ革命的な手法として多くの注目を浴びています。
継続的な研究と改善が行われており、その将来性に大きな期待が寄せられています。
インプラントとは?
歯の失われた箇所の顎骨に、生体適合性が高いチタンの人工歯根(インプラント)を埋設し、その上に人工歯を取り付ける処置です。
1本からの対応ができ、周りの歯を痛めることがない点が魅力です。ただ、手術の必要があり、自己負担となることをご理解ください。
インプラントのメリット
1.噛む力が復活します
顎骨に人工歯根を固定することで、天然の歯に近い状態を実現できます。
これにより、噛む力がアップします。
ただし、天然歯そのものと同等ではなく、強く噛むとダメージを受けるリスクがあります。
2.隣接する歯へのストレスがありません
部分入れ歯やブリッジとは異なり、周囲の健康な歯に負担を与えることはありません。
3.見た目がとても自然です
セラミック製の人工歯を選ぶことで、本物の歯との区別がつかないほどの自然な仕上げが可能です。
どれが治療された歯なのか、見た目で気付かれることはほとんどありません。
4.違和感が皆無です
義歯のように、口の中に何か違和感を感じることなく、食事もできますし、話す際の快適さも保たれます。
5.長持ちします
適切なケアと定期的なチェックを行えば、インプラントは長期間持続します。
一部のインプラントは、生涯持続する可能性があります。
6.骨吸収の予防
歯を失うと、その部分の顎の骨が徐々に吸収されてしまうことがあります。
インプラントは骨に固定されるため、骨の吸収を防ぎ、顎の健康を維持します。
7.食事の制限が少ない
インプラントは固定されているため、義歯のように食べ物が下に入り込む心配が少なく、硬い食べ物も楽に噛むことができます。
8.笑顔に自信が持てる
インプラントは天然の歯とほぼ同じ見た目と機能を持つため、笑顔に自信を持つことができます。
かめだ歯科クリニックでのインプラントの取り組み
診断の際にCTスキャンを実施し、正確な判断を下します。
治療に先立ち、詳細なカウンセリングを実施し、患者様が納得して治療を受けられるよう配慮しております。
インプラント治療には、「1回法」と「2回法」の2つの主な手法が存在します。
1回法は、インプラントの埋入とアバットメントの連結を1回の手術で完了するもので、2回法はこれらの手順を2回の手術で行うものです。
かめだ歯科クリニックでは、両方の方法を提供しており、患者様の状況と希望に基づいて選択することができます。
治療の流れ
Step1: 問診・相談・カウンセリング
治療開始前に、患者様の具体的な疑問や不安、症状や持病などを詳しく確認します。
治療の詳細や期間、痛みの有無など、すべての疑問点をクリアにするための重要なステップです。
「手術」に関して、多くの人は「手術の長さは?」「穴をあける際の痛みは?」「手術後すぐに話せるか?」「食事についてはどうするべきか?」などの疑念や心配事を抱えていることでしょう。
治療に関すること、症状や薬に関する情報、さらには持病に関することなど、何か気になる点があれば気軽に質問してください。
Step2: 精密検査
患者の方が抱える問題を多角的に調査し、インプラント治療に必要となる顎の骨の詳細データを収集するためには、詳細な検査が欠かせません。
このため、状況に応じてデジタルレントゲンや歯科専用CTで口内を撮影します。
患者様のご意見や希望も考慮して決定いたします。
Step3: インフォームドコンセントに基づいたご説明
検査の結果を基に、治療の計画を立てます。
その際、なぜその治療が選ばれたのか、どのような効果を目指しているのか、治療に伴うリスクや、治療をしなかった時の可能性、さらには治療費や期間について、分かりやすく説明いたします。
歯科医師や当クリニックのスタッフの役目は、患者様の問題を解決するお手伝いをすることです。しかし、最終的な治療の選択は患者様のご判断となります。
私たちのクリニックは、患者様が納得して治療を受けるための十分な情報提供と、患者様に理解していただくための丁寧な説明を大切にしています。
これは「インフォームドコンセント」、つまり十分な情報提供のもとでの同意を基本としています。
医師が一方的に治療を進めることはございませんので、安心してください。
Step4: 歯のクリーニング
治療の方針が確定したからと言って、すぐに手術を開始するわけではございません。
初めに、お口の中の現状を整えることを優先します。
治療を進める中で新たな問題を生じさせないため、歯石の除去や歯の表面の汚れをクリーニングする専門的な処置を施します。
Step5: 初期治療
インプラント治療に進む前に、既存の虫歯や歯周病の対応をします。
虫歯や歯周病に限らず、お口や歯に関する気になる点や疑問があれば、なんでもお知らせください。
Step6: インプラント手術
手術を始める前に、まず麻酔を施します。
その後、歯肉を開いて顎の骨を露出させ、その状態でインプラントを設置します。
手術について
1回法 | 2回法 |
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アバットメントの連結 インプラントを設置した直後に、人工歯の土台となるアバットメントを取り付けます。これにより、手術はこの1回で完了となります。 |
歯ぐきの縫合(1回目の手術) インプラントを埋め込んだ後、その上部をカバーしてから、切開した歯肉を縫合します。この段階で1回目の手術は完了となります。 |
癒合期間 インプラントが顎の骨としっかり結合し、安定するための期間です。インプラントの設置位置や骨の質に応じて、大体3~6ヶ月の時間を要します。 |
アバットメント接続手術(2回目の手術) アバットメントを取り付けるため、2回目の手術が実施されます。麻酔後、歯肉を再度切開し、インプラントの上部カバーに成長している骨を削除します。その後、カバーを取り外し、インプラントにアバットメントを接続します。手術はアバットメントが露出した状態で終了します。 |
人工歯の取り付け インプラントが顎の骨と確実に結合していることが確認された後、噛み合わせを考慮しつつ、人工歯を取り付けます。 |
人工歯の取り付け アバットメントに、噛み合わせを考慮しながら人工歯(上部構造)を装着します。 |
結合期間 インプラントが顎の骨としっかり結合し、安定するための期間。インプラントの設置位置や骨の質に応じて、大体3~6ヶ月の時間を要します。 |
Step7: メンテナンス
通常、インプラントのメンテナンスは半年に1回を推奨しております。
しかし、患者様のご要望に応じて、3ヶ月毎のメンテナンスも可能です。
保証やその他の詳細に関しては、何か疑問点や不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
1回法と2回法のメリット・デメリット
各手法には、それぞれ特有のメリットとデメリットがあります。
1回法
メリット | デメリット |
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手術が1回のみで済むため、患者様の体へのストレスや負担が少なくなります。 |
1回法では、感染症のリスクが2回法に比べて増加する可能性があります。 |
2回法
メリット | デメリット |
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2回法を使用すると、1回法に比べて感染症のリスクが低減します。 |
手術が2回必要となるため、患者様の体へのストレスや負担が1回法に比べて増加する可能性があります。 |
インプラント治療について
治療期間 |
6~12ヶ月 |
治療回数 |
4~6回 |
費用 |
インプラント埋入費用:275,000円 |
リスク・副作用 |
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特別なケースでは、外部の専門医が治療を担当することもございます。
私たちのクリニックでは、患者様一人ひとりの状況や要望を大切にし、最良の治療を提供することを目指しています。お気軽にご相談ください。