歯がなくなったらどうしたらいい?
2023/10/31
ブログをご覧の皆様、はじめまして。
かめだ歯科クリニック 大心池(おごろち)です。
今回は、歯が抜けてしまった、あるいはやむを得ず抜歯をしなければいけなくなった場合に、抜けた部分に対する治療にはどのような選択肢があるのかの
紹介とそれら治療法の比較、そして治療をせずほったらかしにしておくとどのような事が引き起こされるのかを説明していこうと思います。
まず先に、抜けてしまった所を放っておくとどうなるでしょう?
噛みにくい、見た目が歯抜けになってしまうといった事はすぐに想像が付くと思います。
しかし例えばそれが1本だけであれば、反対側で噛んでしまえばそこまで不便を感じないかもしれませんし、奥歯であれば見た目にも影響しない可能
性もあるでしょう。
ではここから歯科的な観点で説明させていただきます。
突然ですが、みなさんは歯がどれくらいの力で動くか知っていますか?
答えとしては、約2グラムの力で動くと言われています。
2グラムというと1円玉が2枚分と考えていただくと、それが非常に小さい力だというのがおわかりいただけると思います。
では歯に対してかかっている力ってどんなものでしょう?
わかりやすいのは噛む力ですよね。
噛む力の大きさは、あくまで性別・体型・歯並びなどによって個人差はありますが、おおよそその人の体重ぐらいの力があると言われています。
スポーツやトレーニング時には、それがさらに増大します。
たった2グラムで動いてしまう歯が、ある時から50・60キロと毎日受けていた力を受けなくなるとどうなるでしょう?
ぶつかる相手を失った歯は、抜けてしまった方に向かって伸びていきます。
これを歯の挺出といいます。
歯が伸びていくにつれて、歯ぐき・骨の中に埋まっていたその面積は小さくなっていくので、徐々に揺れていき、やがて抜けていきます。
それから歯と歯は隣り合って生えているので、支えがなくなるとこれも当然抜けてしまった方に倒れていきます。
これを歯の傾斜といいます。
つまり1本の歯がなくなると、その歯だけの話ではなく、その噛み合わせの歯、それから両隣の歯に影響が出てくるわけです。
そしてその動いてしまった歯にもそれぞれ噛み合わせ、隣の歯があるわけで、巡りめぐって口腔内全体にまで影響を及ぼしていきます。
そして挺出・傾斜が起こってしまった後だと、義歯(入れ歯)・ブリッジ・インプラントなどの治療をしようと思っても、歯を入れるスペースがなくなって治療ができなくなってしまうのです。
なのでもし歯を失ってしまったら、できるだけ早期に治療する事がカギとなります。
もし現状で気になっている方がおられましたら、何でもご相談ください。
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