顎が開けづらい、顎を開けると音がする・・・それって顎関節症かもしれません。

      2023/10/31

ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
恵比寿の歯医者、かめだ歯科クリニック院長 亀田充生です。
今回はお問い合わせの多い顎関節症について、皆さまにご説明いたします。
かくいう私も一時期口が開かない時期があり、食事を食べる事にも苦労した経験があります。
そして実際に顎関節の痛みや開口障害によって来院される患者様は常に一定数いらっしゃいます。
ですのでそれほど珍しい症例というわけではなく、日常生活においては顎関節症になるリスクは常にありうるものです。

 

顎関節症と疑われる症状
・食べ物を噛むときに痛みやだるさを感じる
・口が以前より開けづらくなった
・口を開け閉めするときにカクカク、ジョリジョリ音が鳴る。
・顎を左右にずらせない

上記の症状は顎関節症の代表的な症状ですが、その原因は様々な理由によるものです。

生活習慣によるもの
具体的には固い食べ物がお好きである、頬杖をついたりする、バイオリンなどの楽器を弾くなどのことで左右の顎のバランスが崩れてしまうことで引き起こされます。

咬み合わせによるもの
上下の歯がバランスを崩した状態(例えば右側は奥歯までしっかり噛めるのに、左側の奥歯はないなど)ですと顎のバランスも崩れてしまいます。
そうすると咬み合わせが左右のどちらかに傾いてしますので、その影響で顎関節の左右どちらかに負荷がかかりやすくなってきます。

・ストレスによるもの
日頃の生活でストレスを抱えた状態ですと寝るときに歯ぎしりや食いしばりをしている方がいらっしゃいます。
睡眠時は安静にして体を休息させるべきなのですが、寝ている間にも筋肉を緊張させ顎関節に絶え間なく負荷をかけることで顎関節にダメージが蓄積されていきます。
ちなみに私の口が開かなくなった主原因はこれでした。睡眠時にかなりの食いしばりと歯ぎしりをしていると一緒に寝ている妻から教わりました。
たしかに起床時には顎関節あたりがだる重く感じ、口を開けるのも嫌になるときがありました。
その時はかめだ歯科クリニック移転を控え、診療とともにやらなければいけないことも多かったので体力的にもきつい時期でした。
また拡大移転をすることで将来に対しての漠然とした不安や経営面、人材面での心配といった精神面でのストレスもあったのかなと分析しております。

顎関節周辺への打ち身・打撲によるもの
恵比寿のかめだ歯科クリニックの周辺には、スポーツジムやトレーニングジムがたくさんあります。
なかには格闘技系のジムもいくつかあってスパーリングなどで顎を強打し、口が開かなくなったと来院されることがあります。
またそれ以外にも階段などで転倒したり、交通事故などで顎を打撲すると強いストレスが顎にかかるため口が開かなくなったり開け閉めに痛みを伴うようになります。

骨の変形や関節円板の位置異常によるもの
長年にわたって顎関節を酷使することで、顎の骨や関節円板と呼ばれる結合組織が変形したり位置異常を起こしたりします。
通常の関節円板は顎関節の緩衝作用により、下顎頭という下顎の骨と連動して動いています。
何らかの理由により関節円板が動かなくなったり、ずれてしまったりすると口が開かなくなる又は口を開けるときに左右にずれる、音がするといった症状が起こります。
音にはカクンというようなクリック音、開け閉めする際に顎関節からジョリジョリ音がする捻髪音などがあげられます。
顎がどんな動きをするかどんな音が聞こえるかによって顎関節の状態がわかります。

関節リウマチなどの全身症状によるもの
関節リウマチとは全身の複数の関節の炎症が起こり、痛みや腫れを伴いながら関節の変形や機能障害が進行する病気です。
顎関節のみというよりは全身の関節が徐々にこわばったり重く感じることが特徴です。

ここまで顎関節症の症状や原因についてご説明をいたしました。
次回は顎関節症の治療法をご説明いたします。



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